出版就活の優先順位:何から始めるべき?

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出版就活の対策、何からやる?

出版就活、やることが多すぎますよね。

ES、面接、業界研究、企画、作文、テスト、OB訪問……。

全部を同じ熱量でやるの、さすがに無理じゃないですか?

時間も限られているし、授業もバイトもあるし、ずっと就活のことだけ考えていられるほど暇じゃないし、強くない! 私には無理でした。

なので今回は、出版就活の対策を何からやるべきか、私なりの優先順位で整理してみました。参考になれば幸いです。

結論から言うと、私はこういうマトリクスで考えています。

・最重要かつ緊急度高:ES対策、面接対策
・重要だが緊急度はやや下:企画、業界研究
・緊急度は高めだが重要度は一段下:作文対策
・優先度は下:テスト対策、OB訪問

そもそも、ESがきちんとできていないと、土俵自体に上がることができません。

出版就活では「何を先にやるか」だけではなく、「どこにいちばん時間をかけるか」で考えて戦略を立てることが重要なのではないかというのが自論です。


まず最優先なのは、ES対策と面接対策

ESが通らないと面接に行けない。
面接で話せないと、その先に進めない。

そして、当たり前ですが、ESで書いたことが、そのまま面接で深掘りされます。

なので、この2つは別々の対策というより、セットで考えたほうがいいです。

私は、ESを単に通過のための書類ではなくて、その後の面接まで含めた土台だと思っています。

たとえばESで、

どんな作品に惹かれるのか

どんなテーマに関心があるのか

どんなものを作りたいのか

なぜそれをやりたいのか

をある程度整理しつつ、面接で突っ込んで聞いてほしいことを書いておく

そうすると、面接でも話しやすくなります。

逆に、ESをその場しのぎで書くと、面接でしんどいです。

文章ではきれいにまとまって見えても、面と向かって
「なぜそう思ったんですか?」
「どうしてその作品が好きなんですか?」
「なんでその企画をやりたいんですか?」
と聞かれた瞬間まじで終わる!!!(実体験)

なので、出版就活で最初にいちばん時間をかけるべきなのは、ES、つまり面接の土台作りです。


ES対策は、「軸」を作れ

出版社のES、聞かれることが多すぎますよね。

★志望動機

★好きな作品

★やりたい企画

★自由シート

★ガクチカ

★自己PR

★企画 ……

会社によってばらつきはありますが、だいたいこのへん定番です。

で、これを一個ずつ別々に考えると事故る確率が高くなります。

好きな作品では繊細なことを書いていたのに、企画で急に別人格になったり。
志望動機では読者に寄り添いたいと言っているのに、自由記入で急に行動力アピール大会が始まったり。

別に悪くはないのですが、あなたのことを一言で表せなくなり、印象に残りづらくなってしまします。

だから私は、出版社のESは「設問ごとに正解を出す」より、「全部同じ人が書いてる感を作る」ことが大事だと思っています。

やり方としては、好きな作品から逆算するのがいちばんやりやすいです。

上記の流れです。

最初から志望動機を書こうとすると、「あなたらしさ」がなく、きれいごとになりやすいです。
でも、好きな作品から入ると、自分が何に惹かれる人なのかが見えやすく、納得感のあるESを作りやすくなります。


面接対策は、「いい答え」より「ESからブレない」ことを意識する

出版社の面接は突飛なことを聞かれるので、何か特別な模範解答を作らなければいけないイメージがあると思います。

ただ実際はそこまでおかしな質問をされることは少なく、基本的にはESの深掘りがかなり多いです。

★なぜその作品が好きなのか

★なぜその企画を考えたのか

★なぜその会社なのか

★なぜ編集なのか

このへんを聞かれます。

実際に聞かれた質問はこちらにまとめています!

なので面接対策で重要なのは、ESと無関係に新しい答えを作ることではなくて、ESに書いたことをちゃんと自分の言葉で話せるようにすることなんですよね。

答えに困るようなことを聞かれても、基本はESの軸から離れてはいけません。

面接は、正解を当てる場というより、この人はどう考える人なのかを見る場に近いです。

なので、完璧な一言を作るより、少し深掘られても崩れない状態を目指しましょう。


企画で別人格になるな

企画は、出版就活の中でもかなり差が出るところだと思います。

ただ、ここでよくあるのが、急に「奇抜で目立つ企画」を作ろうとして、ESまでで書いてきた自分とズレることです。

好きな作品では
「等身大の人物が好きです」
「弱さに寄り添う作品に惹かれます」
みたいなことを書いていたのに、企画になると急に
「SNSでバズる新感覚企画です!」
みたいになってしまう。

気持ちはわかるんですけど、企画も結局、その人が何を作りたいのかの延長にあったほうが強いです。

企画の作り方についてはこちらの記事で書いています。

誰に向けているのか

なぜ今それをやるのか

何を解決したいのか

どこが自分らしいのか

このへんが見えると、一気にオリジナリティのある企画になります。

提出がない会社でも面接でいきなり話せと言われることがあるので、企画の種みたいなものは持っておいたほうがいいです。


業界研究は補強

業界研究も大事です。
でも、私はこれも「最初にやるもの」ではないと思っています。

理由はシンプルで、最初にしても情報だけ増えて方向性を見失いやすいからです。

そして、就活生は忙しいので、ネットだけで業界研究をしがちですが、出版業界は、実際の作品や売り場がそのまま情報になる業界です。
なので、ネットだけで情報を集めるより、書店を見るほうがかなり大事だと思っています。

書店を本を買う場所というより市場調査の場所として捉えてみてください。

★何が平積みされているのか

★どんなPOPがついているのか

★似たテーマの本がどう並んでいるのか

★どの棚にどう置かれているのか

こういうのを見るだけでも、かなり勉強になります。

「何が売れているか」だけじゃなくて、「どう売られているか」まで見えるとかなり良い。

実際に自分で見たことは、面接や企画でも使いやすいです。
人の言葉を借りた業界研究より、自分の目で見た話のほうがずっと面接官の心にも響きます。

なので業界研究は、単なる知識集めというより、自分の企画や志望動機に具体性を足すためのものだと思っています。。


作文対策

作文対策は、マトリクスでいうと少し特殊です。

重要ではあるんですが、ES・面接・企画・業界研究ほど「就活全体の軸」になる感じではない。
でも、いくつかストックはあったほうがいい。

なので、緊急度は高めだけど、重要度は少しだけ下、という位置です。

出版の作文は、単に論理が通っていればいいわけではなくて、

  • 一文目で読者を惹きつけられるか
  • その人らしさがあるか
  • どういう視点で物事を捉えているか

みたいなところも見られやすい気がします。

なので、甘く見すぎるのも危ないです。

ただ、就活全体の優先順位で言えば、ここに時間をかけすぎるより、先にESと面接の土台を固めたほうがいいと思っています。

作文は余裕がある就活初期などにちゃんとやる。
でも文章を必死になって磨き上げるほどじゃない。


テスト対策とOB訪問は、優先度は低め

最後に、テスト対策とOB訪問です。

もちろん、どちらも意味がないとは思いません。
でも、優先順位としては下でいいと思っています。

SPIや一般常識は、もちろんやったほうがいいのですが、正直そこまで配点が高いとは思えません。(私自身めちゃくちゃ出来がいいわけではなかったですが、それが原因で落ちたことは確かなかったです)

だから、最初からここに時間をかけすぎるより、片手間でいいかなと思います。

OB訪問も、できるならしたほうがいいとは思います。
でも、しないとやばいと焦るようなものでもない。

実際、出版社就活って、OB訪問をしなくても進む人はいますし、逆に、OB訪問をしたから通るとも限らないです。(私が実際そうでした苦笑)

なので、この2つは「余力があればやる」でいいと思っています。

特に、ESも面接もまだ自分の中で固まっていないのにOB訪問ばかり頑張る、みたいなのは、ちょっと順番が違う印象です。


まとめ

出版就活は、やることが多いからこそ優先順位を決めたほうがいい。

まずはESと面接の土台を作る。
その次に、企画と業界研究で具体性を足す。
作文は必要な場面でちゃんとやる。
テスト対策とOB訪問は片手間でOK。

この順番で考えると、かなり整理しやすいと思います。

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